俳優授業の一つ、演技研究の時間が舞台スタッフにもあります。
演劇のスタッフ業務において
舞台の知識を知る機会は多いに越したことはないです。
特に、演技面での理解は、役者だけの勉強ではなく、
多くの裏方の人たちも学ぶことが大事だと考えています。
演出家から役者に出される「演技に対する注文」は、
同時に舞台関係者たちにも影響のある言葉として捉えられます。
ので、少しですが、
ここで演技の授業に触れて行きたいと思います。
台本理解~
ただ、戯曲(演劇台本)を読むのではなく、
その中の住人として、
作者の気持ちを感じながら読む。
難しく聞こえるけど、つまりは、
役になりきって読むこと。
が、大事ですね。
スタッフも役者に任せず、自分の中の役者心を刺激し、
自分だったらどう演じてみようか?
と、出来たら、
声を出して読んでみましょう。
音読・・・
小学校の時、張り切って国語の時間に手を挙げたのを思い出します。
上手く読む意識より、
声を出したり、想像したりして、
どんな景色の中にいるのか?
何時ごろの場面なのか?
季節や天気、時代や経済状況・・・
より深く、色んな角度でその世界を少しでも具体的に感じてみること。
役を演じる役者の目に映る景色は、
想像のフィルターを通じて、観客に届けられる。
役者の目には、「無い物があり、あるはずのものが見えない」
それは、俳優たちと舞台のスタッフたちで作る、
「想像の世界」・・・舞台というアンサンブル
はい、ちょっとカッコよく書いたつもりですが、いかがでしょうか?
文字だとやっぱり、難しいの感覚で止まってしまうかもですが、でも、
あえて
ここで、ひとつ・・・
この文章を読みながら、
作者(この場合、私です)の気持ちを考えながら読むという事で、
少しですが、勉強が進んだのでは?
どうかな~
舞台スタッフ担当の矢頭でした。
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